看護師向け休みの基礎知識!希望通りに休む5つの方法を解説

    また夜勤明けが休みにカウントされてる…

    希望を出したのに土日休みが通らない…!

    こんな風に、休みの取り方にモヤモヤしていませんか?

    看護師は24時間365日、患者さんの命を預かる尊い仕事。

    だからこそ、不規則なシフトや人員不足のしわ寄せが「休みにくさ」として心と体に重くのしかかってきますよね。もっとプライベートを充実させたい、体力をしっかり回復させたいと願うのは当然のことです。

    この記事では、現役看護師のみなさんがもっと自由に、希望通りに休みを取るための具体的なステップを解説します。

    この記事を読んだらわかること
    • 看護師の平均的な休日数や有給取得率、シフトごとの休みの特徴
    • 同僚と角を立てずに、希望通りの休みや連休をスムーズに勝ち取る申請のコツ
    • 「もっと休みたい!」を叶える、休日が多くてプライベートと両立しやすい穴場の職場

    休み不足で心が折れてしまう前に、まずはこの記事を読んで、自分らしい働き方とリフレッシュできる時間を手に入れる一歩を踏み出してみませんか?
    » 看護師の主な役割や、病院、クリニック、訪問看護など職場ごとの業務内容を解説

    目次

    看護師の平均的な休み

    看護師は他の職業と比較しても適切な休日を確保できていますただし、実際に休める日数は職場環境やシフト制によって大きく異なります。

    看護師の平均的な年間休日数

    看護師の平均的な年間休日数は、日本国内で約120日です。年間休日数は病院や施設によって差はありますが、一般的には108~120日程度とされています。週休2日制を採用している病院も増えており、週2日の休みは確保しやすいです。

    4週8休制を採用している病院もあり、月に8日間の休日が取得できます。大学病院や特定機能病院では休日数が多い傾向にあり、働く環境によって休日の取得状況は大きく異なります。

    看護師の有給休暇取得率

    看護師の有給休暇取得率は平均50%と、他の職種に比べて低い水準です。

    取得率が低い理由には、病院の規模や方針の違いが影響しています。忙しい病棟や部署では、忙しさを理由に休暇を取ることをためらう傾向が見られます。

    にこ

    シフト制のため、完全に自由に休む日を決めることができません。

    私がいた病棟では、たまに師長さんが勝手に有給を入れてくれる、という程度でした。希望した日に休めるわけではないですが、それでも1日休みが増えるのでありがたく思っていました…

    看護師の週休体制(4週8休制・週休2日制)

    看護師の週休体制には、「4週8休制」や「週休2日制」などがあります。週休体制は、労働環境や生活リズムに大きな影響を与える重要なポイントです。

    4週8休制とは?

    4週間のうち8日の休日が確保される勤務形態で、1か月あたり最低8日程度の休みがあります。シフト制勤務が多く、休日が固定されていない場合もあるため、生活リズムの維持や家族・友人との予定調整が難しいと感じる人もいます。

    週休2日制とは?

    1か月の中で週に2日の休みがある週が設けられている制度を指します。

    ただし、毎週必ず2日休みとは限りません。毎週2日の休日が確保される場合は「完全週休2日制」と呼ばれます。休日が比較的安定している職場では、生活リズムを整えやすく、プライベートの予定も立てやすいメリットがあります。

    実際の休日数やシフト体制は、病院や施設によって異なります。そのため、自分の生活スタイルや家庭環境に合った勤務形態を選ぶことが大切です。

    【シフト別】看護師の具体的な休み

    看護師のシフト制度は、休日の取り方に大きな影響を与えます。シフト制によって休日の数や連続休日の有無が異なるため、適切な勤務形態を選ぶことが重要です。以下のシフトによって休みの取り方が変わります。

    • 2交代制の休み
    • 3交代制の休み
    • 夜勤専従の休み

    2交代制の休み

    2交代制は、「日勤」と「夜勤」の2つのシフトで勤務を回す働き方です。夜勤は16時間前後の長時間勤務になることが多く、夜勤明けの翌日が休みになるケースも多く見られます。

    勤務スケジュールは病院によって異なりますが、「日勤→夜勤→明け→休み」の流れが一般的です。夜勤回数が少ない分、連休を取得しやすい傾向があります。

    一方で、1回あたりの勤務時間が長いため、体力的な負担を感じる看護師も少なくありません。まとまった休みを取りやすい反面、生活リズムが不規則になりやすい特徴があります。

    にこ

    まとまった休みを取りやすく、看護師に人気です。昔は3交代が主流でしたが2交代の病棟が多くなってきています。

    3交代制の休み

    画像提供:free

    3交代制は、「日勤」「準夜勤」「深夜勤」の3つのシフトで勤務を行う働き方です。1回の勤務時間は8時間前後で、2交代制と比較すると1回あたりの拘束時間は短めです。

    シフトはローテーションで組まれ、勤務と勤務の間に休息時間が設けられます。ただし、「日勤後に深夜勤」「準夜勤後に翌日日勤」など、不規則な勤務になる場合もあり、生活リズムが乱れやすいと感じる人もいます。

    勤務時間が比較的短いため体力的負担を軽減しやすい一方、出勤日数は増える傾向があります。

    にこ

    「日勤後に深夜勤」「準夜勤後に翌日日勤」この働き方は、退勤してから8時間のうちに家事と睡眠を確保してからまた出勤しなくてはならないのでなかなかハードでした💦

    夜勤専従の休み

    夜勤専従は、夜勤を中心に勤務する働き方です。月の夜勤回数は勤務先によって異なりますが、一般的には月8〜10回程度が多くなっています。

    夜勤後は「明け休み」が入るため、まとまった自由時間を確保しやすい点が特徴です。日中の時間を有効活用しやすく、給与が高めに設定されている職場もあります。

    ただし、夜間中心の生活になるため、生活リズムや体調管理が難しいと感じる人もいます。長期間続ける場合は、十分な睡眠と健康管理が重要です。

    にこ

    元気な20代の看護師に多い働き方、というイメージ。
    給与が高いことと日勤ほど緊急入院や手術・検査がなくばたつかないので好む人には好まれます。

    勤務形態シフト休みの特徴メリットデメリット
    2交代制日勤・夜勤連休を取りやすい休日がまとまりやすい1回の勤務が長い
    3交代制日勤・準夜・深夜出勤回数が多い身体負担が分散生活リズムが乱れやすい
    夜勤専従夜勤のみ明け休みが多い高給与体調管理が難しい

    看護師が休みを取りにくいと感じる理由

    看護師が休みを取りにくいと感じる主な理由は、人員不足や職場環境によるものが大きいです。さまざまな要因が組み合わさると、休日を自由に取得することが難しくなります。

    土日祝や年末年始に休みにくい

    土日祝や年末年始に休みにくい理由は、病院が365日24時間体制で稼働しているためです。

    入院患者のケアや緊急対応は休日でも必要となるため、看護師は交代で勤務を行っています。

    特に年末年始や大型連休は、多くのスタッフが休みを希望するため、シフト調整が難しくなりやすい傾向があります。限られた人数で病棟を運営する必要があるため、「みんなで順番に出勤する」という職場も少なくありません。

    救急対応を行う病院では、休日や夜間に急患対応が増える場合もあり、通常どおりの人員配置が求められます。そのため、一般企業と比べると、土日祝や年末年始の休みを取りにくいと感じる看護師は多いです。

    にこ

    新婚や小さな子供がいる家庭が優先的に休みになることが多く、独身者は病院で年越し、ということも多いです。

    休みの希望が通りにくい

    看護師の休みの希望が通りにくい主な理由は、シフト制度です。

    シフト制は、スタッフ間での休日の分配が必要となり、個々の希望に完全に応えることが難しい状況を生じさせます。他の職員との休み希望が重なったり、急遽シフトが変更されたりします。

    スタッフ不足によって計画的なシフト調整が困難になる場合も多いです。休日が固定されていない職場も多く、事前に提出した休みの希望がなかなか通りません。

    シフト制では、看護師が希望通りに休みを取ることは難しいです。休みを取ることが重要なイベントや家族との時間に影響を及ぼす場合、職場との調整が重要です。

    夜勤明けが休みとみなされることがある

    夜勤明けは、一見すると「休み」のように見えますが、法律上の休日とは異なります。たとえば、16時間夜勤を終えて朝に退勤した場合、その日は勤務が終了しただけであり、労働基準法上の「休日」には含まれません。

    多くの病院では夜勤後に次の勤務まで一定時間を空けるため、夜勤明けの日を実質的な休息時間として扱っています。そのため、シフト表では「夜勤→明け→休み」という形になることも多くあります。

    病院によっては夜勤明けの翌日に日勤が入るケースもあり、十分な休息時間を確保しにくい場合もあります。

    夜勤回数やシフトの組み方によって働きやすさは大きく変わるため、転職時には「夜勤後の勤務間隔」も確認しておくことが重要です。

    休日出勤や残業が求められることがある

    看護師はシフト制で働いているため、急な欠勤や人手不足によって、休日に出勤を依頼される場合があります。

    特に、スタッフの体調不良や家族都合による急な休みが出た際は、病棟の人員を確保するために「今日出勤できない?」と連絡が入るケースも少なくありません。

    救急搬送や患者の急変、入院対応などによって、勤務終了時間を過ぎても対応が必要になる場合があります。そのため、予定どおりに退勤できず、残業が発生することもあります。

    にこ

    日勤後に最大4時間ほどの残業をすることがあります。

    患者さんの急変・急死が起こる職場なので退勤間近に手術準備や死後処置を実施すると残業時間が長くなります。

    病院は24時間体制で患者対応を行っているため、一般企業と比べると勤務変更が発生しやすい環境です。職場によっては休日出勤後に振替休日を取得できますが、人員状況によっては希望どおりに休みを取りにくいと感じる看護師もいます。
    » 看護師を辞めたい!理由と対処法、転職の方法まで解説

    看護師が希望通りに休みを取る方法

    看護師が希望通りに休みを取るには、以下の戦略的なアプローチが重要です。

    • シフトが決まる前に休みを申請する
    • 同僚と協力してシフトを調整する
    • 月をまたいで連休を申請する
    • 夜勤明けの時間を有効活用する
    • 看護師の休みが多い職場を探す

    ポイントを押さえるとスムーズに休みが取れ、個人の時間を充実させられます。

    シフトが決まる前に休みを申請する

    看護師が希望日に休むためには、シフト決定前に休みを申請することが重要です。

    早めに休日の申請を行うと、希望の日に休める可能性が高いです。休みの希望を伝える際は、具体的な理由や予定を明記すると、シフト作成者や管理者に理解してもらいやすくなります。

    にこ

    早いときで半年後の希望を伝えていました◎

    他の職員の休暇申請と重ならないように配慮することも重要です。複数の日にちで休みが取れる場合は、選択肢を提供すると承認されやすいです。

    計画的かつ柔軟な姿勢で休日の申請を進めると、スムーズに希望の休みを確保できます。

    同僚と協力してシフトを調整する

    同僚と協力してシフトを調整する際は、コミュニケーションが重要です。お互いの希望を明確に共有し、理解し合うとスムーズにシフト調整が行えます。

    早めにシフトについて話し合い、それぞれの希望休を共有しましょう。特定のイベントや用事がある場合は重要性を伝え、相手の理解を求めることが大切です。

    シフト交換に柔軟に対応することも重要です。お互いが柔軟な姿勢を持つと、必要な休日を取得しやすくなります。調整が難しい場合は、シフト管理者や上司に相談することも有効です。

    同僚との協力とコミュニケーションにより、お互いが満足するシフト調整ができます

    にこ

    急なシフト調整に協力しておくと、いざとなった時に優遇されることが多いです。

    月をまたいで連休を申請する

    月をまたいで連休を申請することは、長期の休暇を実現する効果的な方法です。

    連続する休日を確保でき、旅行や趣味の時間に余裕が持てます。ただし、月をまたぐ連休を計画する際には、シフト担当者に早めに伝え、調整をお願いすることが重要です。

    休日の調整が同僚と必要な場合は、事前に協議を行ってください。長期休暇の申請は職場の規定に従い、適切な手続きが必要です。適切な手続きをすれば、スムーズな休暇の取得ができます。

    夜勤明けの時間を有効活用する

    夜勤明けの過ごし方は健康や生活の質に影響するため、夜勤明けは十分な睡眠を取ることが大切です。

    夜勤中は通常の生活リズムが逆転してしまうため、体内時計をリセットするために休息が必要です。軽い運動も体をリフレッシュさせ、疲労回復を助ける効果が期待できます。

    趣味の時間を充てることも心のリセットにつながりおすすめです。

    読書や音楽鑑賞、簡単な手芸など、自分の好きな活動に没頭することもリラックス効果が高まります。資格の勉強やオンラインでの学習を行うのもおすすめです。将来的なキャリアアップにもつながります。

    次のシフトの準備をしておくことも有効活用するための一つの方法です。

    次回の勤務に必要な物品の準備や情報の整理をしておくと、仕事への心構えができます。方法を取り入れると、夜勤明けの限られた時間を最大限に活用することが可能です。

    看護師の休みが多い職場を探す

    看護師の休みが多い職場を探すことは、仕事とプライベートのバランスを保ちたい方にとって重要です。

    大規模病院や大学病院では、スタッフ数が多くシフトの柔軟性が高いため、休みを取りやすい特徴があります。クリニックや診療所は平日のみの仕事が多く、週末や祝日に休みが取りやすいです。

    訪問看護ステーションや在宅医療関連の職場では、自由なシフトが可能で、勤務日数の調整がしやすい傾向にあります。

    介護施設やデイサービスでは夜勤がなく、日勤のみの勤務が一般的です。定時で退勤することが多く、休日をしっかりと確保できる環境が整っています。

    休みやすい職場を見つけるには、看護師専門の求人サイトの利用がおすすめです。

    休みが多い職場や具体的な勤務形態、雇用条件が明確なため、自分のニーズに合った職場情報を効率的に検索できます。職場で働いている看護師の口コミや評判も参考にすると、より現実的な職場環境を把握する助けとなります。
    » 将来性のある看護師になるために必要なスキルや知識を詳しく解説

    休みが多い・取りやすい看護師の職場

    看護師が休みを多く取れる職場選びは重要です。休みが多い職場や休みが取りやすい職場を選ぶと、プライベートの時間をしっかり確保できます。休みが取りやすい職場として、以下が挙げられます。

    • 大規模病院や大学病院
    • クリニックや診療所
    • 訪問看護ステーション
    • 介護施設やデイサービス

    大規模病院や大学病院

    大規模病院や大学病院では、勤務環境やシフト制度が整っており、休みやすいです。

    計画的な休日の確保により、働きやすいのが大きな魅力です。シフト制度は、希望休を取得しやすい環境が整っています。プライベートの計画も立てやすく、効率的に仕事を進められます。緊急時の対応もスムーズです。

    急なシフト変更や代替人員の確保が容易なため、ストレスの軽減につながっています。

    大規模病院や大学病院は福利厚生も充実しており、長期間の休暇や育児・介護休暇の支援も整っています。長く働き続けたい看護師にとって有利な条件です。

    充実したシフト制度や福利厚生が提供される大規模病院や大学病院は、多くの看護師に選ばれる理由となっています。

    にこ

    個人病院に転職した際、総合病院がいかに制度が整っていたかとても実感しました…!人員が豊富で、自分がいなくても病院が回る、ということがいかに貴重か経験しました◎

    クリニックや診療所

    クリニックや診療所では、比較的小規模なため、フレキシブルなシフト調整が可能で休みを取りやすい環境です。個人経営のクリニックでは、オーナーと直接交渉で休みを調整できる場合もあります。

    一般的な診療時間が定められており、夜勤がないため、日中のみの勤務がほとんどです。クリニックや診療所は土日や祝日が休診の場合が多いため、週末を利用した休日が取りやすくなっています。

    プライベートの時間を確保しやすく、仕事とプライベートのバランスを保ちやすい環境です。

    家庭を持つ看護師にとっては、魅力的な選択肢です。

    にこ

    シフト調整をしなくても土日の休みが確保されているのはありがたいですね。

    訪問看護ステーション

    訪問看護ステーションでは看護師が患者の自宅を訪れ、医療サービスを提供しています。

    主な業務

    健康管理や療養生活の支援、リハビリテーションの支援が主な業務です。勤務形態は柔軟で、家庭との両立がしやすいという特徴があります。

    緊急対応が少ないため、定時退勤が多く、仕事と私生活のバランスを保ちやすい環境です。働きやすさを重視する方におすすめします。

    介護施設やデイサービス

    介護施設やデイサービスは、高齢者や障害を持つ方の日常生活を支援する重要な役割を果たしています。

    職員の勤務形態は主にシフト制で、休日の取得は比較的取りやすいです。平日の休みも可能で、プライベートな時間を確保しやすい環境が整っています

    ただし、施設によっては看護師の需給バランスにより休みやすさに差があります。

    地域や施設の規模によっても、休日の取りやすさは異なるため、職場は慎重に選んでください。
    » 看護師のキャリアアップの選択肢は?自分に合った選択のポイント

    まとめ

    看護師の仕事は、患者さんの命を支える大切な仕事である一方、シフト制や人員不足の影響で「思うように休めない」と感じる方も少なくありません。

    夜勤明けが休みに含まれたり、土日祝の希望休が通りにくかったりと、プライベートとの両立に悩む場面も多いですよね。

    しかし、休みを取りやすくするためには「早めの希望申請」「同僚との協力」「連休の取り方を工夫する」など、実践できる方法があります。

    また、職場によって休日数や働きやすさには大きな差があり、クリニックや訪問看護、大学病院など、比較的休みを確保しやすい働き方も存在します。

    今の働き方に限界を感じているなら、「自分が悪い」のではなく、職場環境が合っていない可能性もあります。

    無理を続ける前に、休日数や有給取得率、シフト体制を重視して転職先を探してみるのも一つの選択肢です。自分らしく働きながら、しっかり休める環境を見つけていきましょう。
    » 看護師の転職事情と進め方、転職方法を解説!

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