看護師になりたいけれど、自分に適している職種かわからない…
看護師のその後のキャリアってなにがあるの?
看護師と一口にいっても、働く場所や求められる役割、資格の取り方はさまざまです。
「自分にはどの働き方が合っているんだろう」「キャリアをどう築いていけばいいのか…」と迷う方は少なくありません。
この記事では、看護師の種類や仕事内容、資格取得のステップはもちろん、将来のキャリアをどう考えればよいかまで丁寧に解説します。
自分に合った道がわかると、働き方の選択肢が一気に広がります。
あなたが納得して選べる“理想のキャリア”を見つけるために、ぜひ参考にしてみてください。
- 看護師の種類(正看護師・准看護師・助産師・保健師)の違いと特徴がわかる
- 資格取得の流れやスキルアップにつながる資格が理解できる
- 自分に合った働き方・キャリアプランを考えるための具体的なヒントが得られる
看護師の種類

看護師は異なる資格や職場、役割を持っており、自分に合った仕事を選ぶことが重要です。
以下は看護師の主な種類となります。
- 正看護師
- 准看護師
- 助産師
- 保健師
看護師の種類の理解は、自分のキャリアプランを考える上で重要です。自分が活躍したい分野を明確にして、適切な資格や仕事を選びましょう。
正看護師
正看護師は法律で定められた範囲内での医療行為が可能になります。正看護師は、患者のケアや医師の補助、診療の準備が主な仕事になります。
正看護師が主に働く場所は以下のとおりです。
- 病院
- クリニック
- 介護施設
- 訪問看護ステーション
医療チームの一員として他の医療従事者と連携しながら働くのも特徴の一つです。
看護師の労働環境や待遇は施設や地域によって異なります。正看護師としてスキルアップを図るためには、継続的な学習や研修が必要です。
» 看護師の主な役割や、病院、クリニック、訪問看護など職場ごとの業務内容を解説
にこ日々薬や抗がん剤の名前が変わっていくので3年臨床から離れるだけで慣れるまで大変です。
准看護師
介護施設や病院、クリニックなどで広く活躍します。准看護師養成所で2年間の教育課程を修了し、都道府県が実施する試験の合格が必要です。国家試験ではなく、都道府県が実施する試験に合格する点が正看護師との大きな違いです。
正看護師と比べて給与や役職が低い傾向にありますが、准看護師として経験を積むことで正看護師試験の受験資格を得られます。
准看護師から正看護師へのキャリアアップも可能です。高齢者の介護などを担当する場合が多く、チーム医療の一員として重要な役割を果たします。



准看護師はまだまだ取得はできますが、正看護師を求める現場が増えてきているため、全国的に縮小傾向です…!
助産師


助産師は妊婦の健康管理や分娩の補助、新生児のケア、育児指導を担当します。助産師の資格を取得するためには、看護師資格を持っていることが前提になります。専門学校や大学で助産師教育課程を修了し、国家試験の合格が必要です。
助産師の仕事は以下のように多岐にわたります。
- 妊婦の健康管理
- 分娩時のサポート
- 新生児のケア
- 産前・産後のケア
妊婦や新生児の健康を守ることも重要な仕事です。助産師は病院やクリニックなどで働くことが一般的です。ただし、仕事によっては夜勤や緊急対応が含まれるため、体力と精神力が求められます。
保健師
保健師は看護師の資格を持ち、幅広い知識と技能を備えています。
保健師が実施している健康管理は以下のとおりです。
- 生活習慣病予防の教育や支援の実施
- 健康診断や予防接種の実施
- 乳幼児健診や妊婦健診などの保健指導の実施
地域社会や職場での健康診断や予防接種、健康相談や家庭訪問などを通じて、健康管理に貢献する点も保健師の特徴の一つです。保健師は心のケアや生活困窮者への支援など、多岐にわたる仕事をしています。



学年のうち、上位〇名など学ぶことにも厳しい制限がかかる保健師ですが、職場によっては将来夜勤なく働くことができるため、人気な職種です。
【種類別】看護師の資格取得方法


看護師の資格取得方法は、資格の種類によって異なります。
資格に応じた以下の取得方法を知ることが重要です。
- 正看護師
- 正看護師になるためには、高校を卒業した後に看護専門学校か看護大学に進学します。看護専門学校の場合は3年間、看護大学の場合は4年間の学習が必要です。卒業後、国家試験に合格すると正看護師の資格取得が可能です。
- 准看護師
- 准看護師になるためには、中学校を卒業後、准看護学校に進学します。准看護学校では2年間の学習期間が必要です。2年間の学習修了後、都道府県が実施する試験に合格すると准看護師の資格を取得できます。
- 助産師
- 助産師になるためには、まず正看護師資格の取得が必要です。助産師養成学校に進学し、1年間の教育を受けることが必要です。教育を終えた後、国家試験に合格すると助産師の資格を取得できます。
- 保健師
- 保健師になるためには、まず正看護師資格を取得します。保健師養成学校または看護大学の保健師課程に進学し、1年間の学習が必要です。1年間の学習を終えた後、国家試験に合格すると保健師の資格を取得できます。
» 看護師になるための学校選び、学費、試験対策について詳しく解説
看護師がスキルアップできる資格の種類


看護師がスキルアップするためには、特定の資格取得が重要です。資格取得によって専門的な知識や技術を身に付けられ、より高い水準の看護を提供できます。
以下は、看護師がスキルアップできる資格の種類です。
- 認定看護師
- 専門看護師
- 認定看護管理者
- 特定行為研修
認定看護師
専門的な看護技術と高い知識を持つ看護師を指します。認定看護師は所定の教育課程の修了が必要です。認定看護師は21の分野で認定されています。実践と教育、相談の役割を担い、病院やクリニック、訪問看護ステーションなど多岐にわたる職場で働いています。
認定看護師は高度な医療技術や知識を求められるため、継続的な学習が必要です。資格の更新は5年ごとに必要です。労働市場での需要は高い特徴があります。資格を取得すると給与や待遇が向上しやすいため、スキルアップを目指す方におすすめします。
» 認定看護師になるには?基本の流れと活用すべき支援制度
- 皮膚・排泄ケア
- 集中ケア
- 緩和ケア
- がん化学療法看護
- がん放射線療法看護
- 手術看護
- 救急看護
- 透析看護
- 糖尿病看護
- 新生児集中ケア
- 乳がん看護
- 感染管理
- 認知症看護
- 脳卒中リハビリテーション看護
- 摂食・嚥下障害看護
- 不妊症看護
- 介護支援専門員(ケアマネジメント)
- 慢性呼吸器疾患看護
- 慢性心不全看護
- 在宅ケア
- 地域看護
専門看護師
専門看護師の資格を持つ看護師は、特定の専門分野で高度な知識と技術を備えています。患者への直接のケアや教育、相談と研究の取り組みが必要です。専門看護師が担当する主な分野は13種類あり、がん看護や精神看護、感染症看護などがあります。
専門看護師の資格を取得するためには、修士課程を修了する必要があります。専門分野に応じた臨床経験も必要です。資格は5年ごとに更新審査を受けることが求められ、継続的な学習と実践が重要です。専門看護師は医療チームのリーダーとしての役割が多く、臨床現場を基盤として活動します。
- がん看護
- 精神看護
- 急性・重症患者看護
- 慢性疾患看護
- 母性看護
- 小児看護
- 老人看護
- 在宅看護
- 家族支援
- 感染症看護
- 皮膚・排泄ケア
- 地域看護
- 災害看護
認定看護管理者


認定看護管理者は、日本看護協会が認定する資格です。認定看護管理者の資格は、看護管理に関する高度な知識と技術を持つことを証明します。
認定看護管理者は以下の仕事を担当することがあります。
- 看護師長や看護部長を担当する
- 看護部門全体の運営や戦略立案を担当する
資格取得には、看護管理分野での実務経験が必要です。専門的な教育課程の修了が求められます。資格を取得した後も継続的な教育や研修が必要です。
特定行為研修
特定行為研修は、看護師が医療行為を実施するための研修です。厚生労働省が認定する研修プログラムで、医師の指示のもとで一定の医療行為が可能になります。
特定行為研修は、基本研修と特定行為ごとに分けて研修する場合が一般的です。基本研修では理論的な知識と倫理、特定行為ごとの研修では医療行為を学びます。
21種類の特定行為の研修は以下になります。
- 呼吸器(気道確保に係るもの)
- 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)
- 呼吸器(長期呼吸器使用者に係るもの)
- 循環器(循環動態に係るもの)
- 循環器(心不全に係るもの)
- 循環器(末梢循環に係るもの)
- 救急救命処置に係るもの
- 感染管理に係るもの
- 創傷管理に係るもの
- 消化器(消化管に係るもの)
- 消化器(肝・胆・膵に係るもの)
- 排泄支援に係るもの
- 栄養に係るもの
- 薬剤の投与に係るもの
- 静脈血採血に係るもの
- 動脈血採血に係るもの
- 中心静脈カテーテル管理に係るもの
- 在宅・慢性期領域に係るもの
- 精神科領域に係るもの
- 周術期管理に係るもの
- 小児領域に係るもの
実際の医療行為を学ぶことで、看護師としてのスキルアップが可能です。研修修了後には修了証が発行され、スキルの証明となります。
しかし、修了証取得後も定期的な実践と研修が求められます。研修を受けることで、看護師としてのスキルアップが可能です。



医療行為は実践あるのみ!
看護師の勤務形態による種類と特徴


看護師の主な勤務形態には以下のものがあります。自分のスキルやライフスタイルに合った勤務形態を選びましょう。
- 常勤看護師(フルタイム)
- 非常勤看護師(パートタイム)
- 派遣看護師
- 夜勤専従看護師
- 日勤専従看護師
- 訪問看護師
勤務形態によって、勤務時間や収入、仕事の内容や患者との関わり方などが異なります。適切な勤務形態を選択することで、看護師としてのキャリアを積みながら、自分のライフスタイルを守ることが可能です。



独身の若い看護師なら夜勤専従でもいいですし、お子さんのいるママ看護師ならパートタイムや日勤専従など、ライフスタイルに合わせて仕事を選びましょう◎
常勤看護師(フルタイム)
常勤看護師として働く場合は、週に5日、1日8時間以上のフルタイム勤務が基本です。
フルタイムの勤務形態は、安定した収入と社会保障が得られます。社会保険や厚生年金、雇用保険が完備されているため、長期的なキャリアを築く上で安心して勤務できます。
定期的な昇給や賞与が期待できることも大きな魅力の一つです。看護師としてのモチベーションを保ちながら、経済的な安定を得ることが可能です。
長期休暇の取得が可能で、有給休暇も法定通り付与されます。常勤看護師は、プライベートと仕事のバランスを取りやすい環境が整っています。
非常勤看護師(パートタイム)


非常勤看護師は、週に数日間のみ勤務する看護師のことです。非常勤看護師の大きな特徴は、勤務時間が短く、柔軟なシフト制を採用している点にあります。非常勤看護師としての働き方は、家庭や他の活動との両立がしやすく、多くの看護師に選ばれています。
非常勤看護師は、専門分野を持つ看護師が、自分のスキルを生かしながらライフスタイルに合わせて働くことが可能です。
通常の正社員と比較して福利厚生は少ないものの、時給は比較的高めに設定されている傾向にあります。高い時給は、短時間で効率的に働くことを可能にするためです。
非常勤看護師は長期休暇の取得がしやすいメリットもあります。プライベートの予定を立てやすく、仕事とのバランスを保つことが可能です。柔軟性とバランスの取れた働き方は、多くの看護師にとって魅力的な選択肢の一つです。
派遣看護師
派遣看護師とはさまざまな医療機関で、短期間や特定のプロジェクトに対応するために勤務する看護師を指します。
派遣看護師の最大の魅力は柔軟性の高い勤務形態です。派遣看護師は、勤務地や時間、期間を自分の希望に応じて選択可能で、ライフスタイルに合わせた柔軟な勤務が実現できます。



最近では看護師のスキマバイトも増えてきました!
派遣看護師は短期間で多様な職場環境を経験できるため、スキルを積みやすいのが特徴です。異なる医療現場を通じて、多くの専門知識や技術を身に付けられるため、看護師としての能力や専門性を高めることが可能です。
派遣看護師の給与は案件によって異なりますが、一般的には高めの時給に設定されています。
派遣看護師としての雇用は定期的な契約更新が必要です。雇用の安定性については低い側面もあります。安定した雇用を求める場合には不向きですが、柔軟な働き方を希望する人には、魅力的な選択肢の一つです。
夜勤専従看護師
夜勤専従看護師は、主に夜間に働く看護師を指します。夜間の医療現場では、患者のケアや緊急対応が主な業務です。勤務形態は、日中の時間を自由に使える大きなメリットがあります。夜勤手当が含まれるため、給与が通常の日勤看護師よりも高くなることが多いです。
しかし、夜間勤務が体調やライフスタイルに影響を与える可能性もあります。夜勤専従看護師を選択する際には、給与やライフスタイルの影響を考慮して選択しましょう。
日勤専従看護師


日勤専従看護師は、主に朝から夕方までの時間帯に働く看護師です。夜間や休日の勤務がなく、一定の生活リズムで勤務できます。日勤専従看護師は、プライベートの時間を確保しやすく、家庭のバランスを重視する人や子育て中の看護師に人気の勤務形態です。
勤務地は病院やクリニック、介護施設など多岐にわたります。日勤専従看護師は、患者のサポートや診療の補助といった業務を通じて、看護師としての専門スキルを生かす機会があります。
生活のリズムを維持しながら、看護師としてのキャリアを築きたい人にとって、日勤専従看護師は最適な選択肢です。
- クリニック
- 健診センター・人間ドック施設
- 訪問看護ステーション
- デイサービス・デイケア
- 保育園・認定こども園
- 学校(養護教諭)
- 企業内健康管理室・産業看護職
- 警問入浴(訪問入浴)
- 特別養護老人ホーム
- 行政関連(保健センター・地域包括支援センターなど)
訪問看護師
訪問看護師は、患者の自宅に直接訪れ、必要な医療サービスを提供します。訪問看護師は医師の指示にもとづき計画を立て、患者の生活を支援し、健康管理やリハビリテーションの支援が仕事です。
訪問看護師に必要なスキルは以下の点が挙げられます。
- 自動車の移動が多く、移動時間も業務の一部となるため時間管理が必要
- 独立して業務を遂行する能力が求められるため、経験と自己管理が必要
- 感染症対策や緊急時の対応能力が必要
訪問看護は、在宅で療養が必要な高齢者や障害を持つ人、慢性的な疾患を抱える人に向けられたサービスです。専門的なスキルと知識が求められるため、継続的な学習と訓練が必要になります。



独身時代に病院で患者さんの在宅への移行を経験して、育児経験後訪問看護師として活躍する方が多いです。
看護師のスキルアップ


看護師のスキルアップの計画を立てることは、長期的な成功と達成感を得るために重要です。自己分析と目標設定により、自分が進む方向が明確になります。
キャリアプランの考え方
キャリアプランを考える際には、自己分析が重要です。自分自身の強みや弱み、興味、価値観を理解し、キャリアプランの方向性を明確にします。自己分析ができると希望する職場や環境、必要なスキルが明確になります。
» 自分を深く知るための自己分析の具体的なやり方
目標設定も大切です。目標は明確で測定可能なものがおすすめです。明確な目標を設定すると、行動計画を立てやすくなります。
長期目標と短期目標を区別して設定すると、進捗を確認しやすくなります。長期的には専門看護師を目指し、短期的には関連する研修や資格取得を目指すといった形です。
看護師としてキャリアプランを考える際には、以下のことを取り入れてみましょう。
- 継続的な学習とスキルアップを心掛ける
- キャリアプランを明確にする
- メンターやロールモデルを見つける
- 定期的に目標を見直し、修正する
- オンラインリソースや研修に積極的に参加する
バランスの取れた生活を心掛けることも忘れないでください。仕事とプライベートの両立は、長期的なキャリアプランの成功に欠かせません。ネットワーキングを活用し、同じ志を持つ仲間との情報交換もキャリアプランの大きな助けとなります。
適した看護師の種類を見つけるヒント
自分に適した看護師の種類を見つけるためには、自分の興味や関心を明確にしてください。興味のある分野で働くことは、長期的な満足度やモチベーションの維持につながります。母子保健に強い関心があれば、助産師を目指すのがおすすめです。
現場での経験を通じて得意分野を見つけることが大切です。多くの看護師は、働く中で自分の強みや興味が明確になります。
救急対応が得意であれば、救急看護の分野の活躍が適しています。各看護師の専門分野や仕事内容の比較検討も欠かせません。役割や業務内容を理解して、自分に合ったキャリアプランを見つけましょう。



自分のライフスタイルに合った働き方を考えることも重要です。
家庭と仕事の両立を目指す場合、診療所や地域看護などの規則的な勤務時間の職場が向いています。自分の興味や関心を明確にすると、適した看護師の種類を見つけられます。
まとめ


看護師としてのキャリアプランを考える際には、自分に合った資格や職場を見つけることが重要です。
看護師の種類ごとの資格取得方法や仕事内容を理解し、自分に合う職種を選ぶことが大切です。スキルアップを目指す場合は、認定看護師や専門看護師などの資格取得も視野に入れてみましょう。
最適なキャリアプランを築くためには、情報収集と計画的な学習が欠かせません。しかし、今の職場環境では挑戦したい分野に関わる機会が少なかったり、働き方が合わなかったりするケースもあります。



そんなときは、思い切って転職という選択肢を検討することも一つの方法です。
実際、多くの看護師が「働く場所を変えることで、自分の強みを生かせる環境に出会えた」「ライフスタイルに合った働き方ができるようになった」と感じています。転職は新しい環境でスキルを伸ばす大きなチャンスです。
自分にとって最適なキャリアを実現するために、今の働き方や環境を見直し、必要であれば新しい職場も視野に入れて準備を進めていきましょう。
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