訪問看護師が気になるママナース必見です
病棟勤めだと夜勤もあるし、急な休みも取りづらく子育て中のママにとっては正直働きづらいですよね。
訪問看護は
- 基本的に夜勤なし
- 残業なく定時で上がれる
- 時間を有効活用できる
このようなにママナースにとって嬉しい働き方を叶えてくれます。子育て中のママにとって訪問看護はとても働きやすいです。
本記事では、実際に働いてみて感じた訪問看護について徹底解説します。
訪問看護が子育て中のママにとって働きやすい理由
子育て経験のあるママナースが多く働いている
訪問看護で働いている看護師は30代~50代で、子育て中または既にお子様が大きくなってひと段落というママナースが多く働いています。
子育て経験のあるママナースが職場に多いので育児への理解を示してくれます。
あらかじめ訪問ルートが決まっていたとしても助け合いの精神でなんとかしてくれることが多いので感謝しかありません(もちろんほかの人がそのような場合には私ががんばる)
このように、子育て経験者が多いことは訪問看護ステーションではママナースが働きやすいと言われる大きな理由の1つです。
残業が少ない・定時で上がれる
訪問看護の1番の魅力って言ってもいいかもしれません…!
病棟で働いていた時は、前残業・後残業ありで常勤でも20時退勤なんてことも。
20時退勤なんて保育園お迎えは間に合わないし、家事もなんもできない。そんな状況じゃ子育てどころじゃないですよね。
訪問看護はほぼ残業がありません。あらかじめシフトが組まれ訪問時間・記録の時間も定められているからです。つまり、定時であがれます。
ほぼ定時であがれるのはとてもありがたい!
土日休みのステーションが多い
保育園や小学校が休みの土日は、できる限り子どもと一緒にいたいですよね。
土日休みの訪問看護ステーションは多く、家族との時間を大切にしたい人にとっては嬉しい勤務体制です。家族の休みを合わせることでお出かけしやすくなり、思い出を増やせます。
勤務先によっては土日祝出勤がある場合があるのでリサーチを念入りに行いましょう。
≫【体験談】訪問看護へ転職するには実務経験が必要?
≫訪問看護ステーションの求人を探してみる
子育て中のオンコール当番はどうしてる?
ぶっちゃけオンコール当番がないことが一番です。しかし、看護師である以上オンコール対応は避けては通れないですよね。
オンコール当番を減らしてもらう
子どもが小さい時は、オンコール対応できない場面が増えます。最初は無理して頑張ってもどうしても対応できないことも…
このようにならないためにも上司に家庭の状況を説明してオンコール当番を減らしてもらえないか相談してみましょう。融通のきく職場であれば、オンコール当番を減らしてもらえます。
代わりのスタッフに対応してもらう
夫が帰宅する前に緊急呼び出しされた場合って、どうしてもオンコール対応できないですよね…。子どもを自宅において出勤なんて不可能…。
そのような場合は、上司に連絡して代わりをお願いすることができました。
電話対応だけで良ければ対応できることもあるのですが、緊急訪問ってなるとどうしても代わりのスタッフにお願いするしかありません。求人応募する前に、働きたい職場のオンコール対応について問い合わせておくと不安が解消されるのでおすすめです。
オンコール当番がないステーションで働く
オンコール当番をすることなく働ける訪問看護ステーションもあります。
求人数としては少ないですが、どうしてもオンコール当番が難しい人は、オンコール当番がない職場で働くのが良いと思います。
子育てママナースが訪問看護で働くメリット・デメリット
- 時間を有効活用できる
- 1人だから気楽
- 子どもとの時間を確保できる
- 件数こなさないと稼げない
- 1人対応は責任感増す
- タイムスケジュール管理必須
それぞれ体験談をもとに解説していきます。
訪問看護で働くメリット
時間を有効活用できる
訪問看護って意外と空き時間が多いんですよね。たとえば、午前中2件訪問したら次は午後3時の訪問で勤務終了なんてこともよくあります。この空き時間に自宅に帰ることも可能です。
空き時間は自由な訪問看護ステーションが多いです。
※正社員では自宅に帰れない職場もある。
空き時間に自宅に帰って夜ご飯の準備や片付けをできるので、自由度の高い訪問看護師はママにぴったりです。
1人だから気楽
基本的に1人で移動・看護をするので気がめちゃくちゃ楽です。
病棟勤めのようなギスギスした環境から解放されたい人に訪問看護はおすすめ。
1人で行動することが好きな看護師にとっては天職と思います。
子どもとの時間を確保できる
残業もほとんどなく、基本的に夜勤もない訪問看護師の生活リズムは子どもと合わせやすいです。育て中のママにとって子どもとの時間確保問題は大きな悩みの1つです。
子どもとの時間を確保したいママは、訪問看護の道に進むことで悩み解消につなげることができますよ。
訪問看護で働くデメリット
件数をこなさないと稼げない
訪問看護の給料は、訪問件数で大きく給料が変わってきます。
たくさん稼ぎたい人はバンバン対応することで給料40~50万円を目指すことも可能です。逆に、件数をこなせないと稼げないためある程度の出勤は必須かなと思います。
1人対応は責任感が増す
訪問先では、基本的に1人で対応する必要があります。
もちろん、転職してすぐは先輩ナースと2人体制で流れを教えてもらえます。
研修後は1人で看護し急変対応等をしないといけないと考えるとより責任感が増します。
タイムスケジュール管理が必須
訪問看護では、訪問先の場所も時間も毎日異なります。
また、勤務もシフト希望制が多く子ども行事等とのスケジュール管理が必須になってきます。
訪問件数を考えながら給料を想定しつつ、自分のタイムスケジュール管理をすることが求められます。
訪問看護で求められること
基本的な清拭・移乗など
訪問看護では、基本的な清拭・移乗などをすることが多いです。難しい処置を行うことはあまりないので、研修時の先輩ナースを見習いながらこれまでの看護業を活かせば困ることはないと思います。
訪問看護をしていると救急車呼ぶべきか迷うシーンや看取りをする場面もあります。病棟と異なり1人の患者・その家族に寄り添う看護が強く求められます。
家族とのコミュニケーション
訪問看護において家族とのコミュニケーションスキルはとても大事です。家族と上手にお付き合いすることで不安と心配を軽減することができますし、家族とのトラブルに繋がることを防いでくれます。明るく家族に寄り添った訪問看護が求められます。
管理者・医者への報告
急変やトラブルが起きたときに管理者・医者への報告が必要になります。
ICTの進歩によって情報の共有は簡単に行われていますが、早急に対応が必要な時は報告し指示を仰ぐことが求められます。
マニュアルに定められていることであればよいのですが、定められてない時は対応に困ることもあります。看護師としての経験・知識が求められる場面は、急にやってくるので冷静に対応したいですね。
まとめ|訪問看護は病棟勤めよりママに優しい職場
子育て中は、時間もないけど働かないとお金が足りませんよね。働きやすく子どもとの時間を確保したいママにとって訪問看護ステーションはとても働きやすい職場です。
残業が少ないことや土日休みが多いと子どもとも時間を合わせやすいです。その働きやすさから訪問看護でママナースが働いている人がとても多いです。結果として、同じ境遇の人が身近にいることで子どもの病気で急遽休まないといけなくなっても休みやすいですし、相談もしやすい。
病棟だと子育ての融通ききづらい場面でも訪問看護であれば理解してもらいやすいです。
子育てと仕事の両立に悩んでいる方は、この機会に自分にあった働き方を探してみてね。