訪問看護に転職したいけど、経験年数どれくらい必要なんだろう…
わたし自身、看護師をやっているとやりたい看護が見えてきて訪問看護師になってみたいと思うようになっていました。
救急科に勤めていた時は、毎日がバタバタで患者に寄り添った看護ができず、1人の患者と向き合える訪問看護に魅力を感じたからです。
経験年数が少なかったこともあり“訪問看護師になるの難しいのかな”と思っていましたが、実際にやってみると分かったことがありました。
この記事では、看護師歴浅いけど訪問看護の世界へ転職したい方に向けて
- 経験年数が浅くても転職できる?
- どんなことを訪問看護ではするのか
- 訪問看護へ転職する時のコツ
これらのことを体験談を含め紹介していきます。ぜひ、最後まで読んで訪問看護師への道を叶えてくださいね。
✔︎ 歴8年20代看護師
✔︎ 2回の転職を経験
✔︎ 救急医療⇒訪問看護⇒総合病院
✔︎ 人生たのしまなくちゃがモットー
訪問看護師になるための必要経験年数は?
看護師歴3~5年が理想!
訪問看護師になるためには看護師歴が3~5年が理想です。もっと経験年数が長ければ訪問看護への転職は容易になります。
看護師3年目となると業務のほとんどを1人で行うことができるようになります。
訪問看護師は1人で訪問先に行き清拭や移乗を対応するため看護業務ができるようになると自信をもって働くことができます。
では、新人や経歴が浅いと訪問看護師になることできないの?
新人看護師・経歴が浅いと採用厳しい?
新人看護師や経歴が浅くても訪問看護師になることはできます。しかし、経験のある看護師と比較すると就職活動でやや苦労するかもしれません。
ただ、安心してください!
看護師の人手不足もあってどこの訪問看護師テーションも求人に困っているため新人看護師や経歴が浅くても十分に可能です。また、研修制度もあるため不安も解消してくれます。
せっかく働くならやりたい訪問看護師の世界へ踏み出してみましょう。
訪問看護師として働いている平均年齢は?
訪問看護師の平均年齢は47.9歳です。
病院の平均年齢は40.2歳のため病棟勤めよりやや年齢層が高いことが分かります。実際に働いてみると20・30代の方より40~50代が多かったですね。
意外と男性の訪問看護師も多かった!
病院でバリバリ働いていた方がライフスタイルの変化などによって訪問看護師として働き始めた方が多い印象でした(ママ・パパ看護師が多い)
一方で、20・30代の若い訪問看護師は少ないですが、バリバリ訪問看護をこなしたくさん稼いでいる方もいました…!(月収50万円超えの20代男性訪問看護師いました)
訪問看護師の中でも働き方がたくさんあるので自分にあった働き方を見つけやすいと思います。
訪問看護師として働くための必要スキル
コミュニケーションスキル
病棟でも必須スキルですが、最低限のマナーとコミュニケーションは訪問看護でより必要になります。訪問看護では、患者とはもちろん家族とのコミュニケーションが特に重要です。
看護師の人間性(明るさ・態度・仕草など)を患者・家族は近くで見ています。
自宅に上がらせてもらい看護を行ううえ、態度や言動が悪いとそんな看護師に任せたくなくなりますよね。
基本的な清拭・移乗など
コレができないと困るっていう絶対スキルは特にないのですが、訪問看護では清拭・移乗など基本的な対応が多いです。丁寧かつ親切に対応できる力があれば困ることはないでしょう。
また、実務から離れていて不安な人もいるかと思います。訪問看護ステーションでは研修制度を導入している職場がほとんどです。
いきなり1人で対応することはありません。先輩とペアでどのような対応をすべきかしっかりと教えてもらえるのでその期間に対応方法を習得すれば大丈夫です。
【体験談】看護師歴何年目から転職可能か?
ぶっちゃけ看護師1年目でも転職は可能です。
ただ、わたしは看護師3年目以降がより訪問看護師へ転職しやすくなると思います。わたし自身看護師5年目で訪問看護師の世界へ飛び込みました。
訪問看護へ転職したい方に少しでも参考になればと思い体験談を紹介させてください。
【実話】看護師歴5年目で訪問看護の世界へ転職
大学卒業後、地元の大手病院(従業員2000人OVER)で5年目を迎えたときに訪問看護の世界へ転職しました。
わたしが訪問看護への転職を意識するようになったのは、次の3つがあったからです。
- 患者1人により沿った看護をしたい
- 自分のしたいことに時間をつくりたい
- このままの働き方だけでよいのだろうか
簡単に紹介します。
患者1人ひとりに寄り添いたい
はじめての配属された救急科では、毎日が必死でバタバタ…。患者のためにと思いながらも、余裕もなく業務をこなすことに必死でした。
もちろん救急科では看護師として生きていくために大切なことをたくさん学ばせてもらいました。ただ…
わたしのやりたい看護ってコレだったけ?
看護師3年目の終わりに自分に問いかけると“患者1人ひとりにより沿った看護をやってみたい”と再確認できたため訪問看護の世界を意識するようになりました。
自分の時間を作りたい
次に、“20代の限りある時間を大切にしたい”と思い自分の時間を作りたいを意識し始めました。わたし自身が26歳のときに脳腫瘍疑いを診断され人生がいつ終わってもおかしくないことを目の当たりにしたことがキッカケでした。
今のままガムシャラに心と身体に鞭打って時間を費やす働くことが大切なのか。その結果、訪問看護パートと単発バイトの掛け持ちをしながら自分の時間を作ることに専念しました。
結果として自分が好きなキャンプを楽しめたり、大切な人との時間を確保できたりと働きな画も自分の心を豊かにできたと思っています。
いろんな働き方を経験したい
3つ目は、いろんな働き方を経験したいと思ったからです。
もちろん同じ病院で勤め上げることも素敵な働き方を思いますが、自分の心を苦しめながら働くよりも自分がしたい仕事内容で働きたい気持ちが勝ちました。
看護師も転職する時代が到来しています。美容クリニックに転職した同僚、ママナースとして時間を確保するため転職した先輩…。
いろんな働き方を経験し看護師としての幅を広げていきたいと思っています。
訪問看護で採用してもらうコツ
採用されるためには次の2つが大事です。
- 履歴書(特に志望動機)
- 面接対応
それぞれ解説していきます。
履歴書(特に志望動機)のコツ
履歴書では次のことを整理しておきましょう。
- なぜ訪問看護なのか
- 訪問看護師になりたいと思った理由
志望動機欄にこの2つを上手にまとめて分かりやすく記入しましょう。
上記2つに加え働きたい訪問看護ステーションでどのような看護師になりたいか、頑張りたい意欲を明記しておくとやる気が伝わって良いです。
≫履歴書の書き方についてはこちら
≫志望動機の書き方についてはこちら
面接対応のコツ
採用面接では、履歴書の見たうえでどのような人間なのかを見られています。
- 第一印象
- 人との接し方
- 看護師としての考え方
わたしはこの3つを大事にして過去の転職活動を行ってきました。
人の印象はファーストコンタクトで9割が決まると言われています。次に、話し方や仕草など人との接し方です。
そして、採用されるかどうかを左右される最重要ポイントは”看護師としての考え方”を自分の言葉で言えるかです。
↑わたしが訪問看護師転職で大事にしていた考え方
- 救急科で身に付けた急変対応を活かしたい
- 一方で、救急科のときは患者1人ひとりに寄り添った看護ができなかった
- 訪問看護を通して患者と家族の味方になれる看護師になりたい
実際の面接時にこの3つをしっかりと言葉にして伝えました。
面接で大事なことは明るい表情とはっきりとした受け答えることです。
困った質問をされたとしても自分の考えをしっかりと伝えましょう。決してネガティブ発言はしないようにしてね。
まとめ|訪問看護師は患者に寄り添える
訪問看護に転職したいと考えているけど、経験年数が少なくて大丈夫か不安な人も多いと思います。転職にはエネルギーを使うし、いまの職場のままでよいと考えてしまいますよね。
本当にそのまま心と身体と時間を費やして働き続けますか?
自分の時間を大切にしたくありませんか?
訪問看護師を実際にやって良かったこと
- 患者に寄り添った看護が学べた
- 残業がほとんどなく定時であがれ幸せ
- 夜勤がなく生活リズムが安定した
- 自分の時間を確保できた
ライフスタイルの変化や考え方の変化で転職を検討している人は、選択肢の1つに訪問看護師を入れてみてはいかがでしょうか。
収入を大きく減らすことなく時間を確保できる訪問看護は素敵な働き方です。本記事があなたの転職する一歩に踏み出すキッカケになるとうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
以下の記事では、わたしが過去の転職活動で利用した転職サイトについてまとめています。情報収集にとても役立つのでよかったらあわせてご覧ください。